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以前sibakuro、とある会議の咳に呼び出されまして、あれこれの噺の成り行きで――――――――
多分何十年も前に植林したままで、ヒノキの〔線香林〕になってしまっている林帯に間伐をして、落葉樹を植えたりして・・・・・・
なんて、口にした時のこと。
――――――――〔線香林〕と云うのは、苗木として植林されたまま間引きされることもなく放置され、ひょろひょろと上にしか成長できなかった、脆弱な林のこと。実際、台風や大風で
その〔線香林〕を指して、
「木
なんて、茶々が・・・・・・
いや、お言葉がありまして、sibakuro反論できなかったですねぇ。
おまけに、それに頷いたお偉い方々が
「sibakuro、もう一度よく考えてからにしろ」
なんて話になっちゃっていましたから――――――――
この人たちは、人工林の整備についてどう考えているんだろう
って、唖然としたままで、ついに何にも云えませんでした。
――――――――何を言っても無駄かぁ。グリーンキーパーごときの云うことに耳を貸す気無いもんな、この人たち・・・・・・ と云う諦めも(笑
手つかずのままで植物の遷移のサイクルの出来上がった自然林の保護と、植林されて造られた、人の手が入らねば荒廃するだけの人工林の整備とを混同してはいけないでしょう。
人工林は、間伐とか枝打ちをして育ててゆくものではないのでしょうかねぇ。
そんなことを反芻しながら、sibakuroそっぽを向いていましたけれど。
でも、その後で誰にも相談しないでやっちゃいました。大間伐と、花木の植栽(笑
その後皆さん、コースをご覧になっているのかいないのか、しばらく何のお咎めも、コメントもなかったんですが、先だって、
「ああぁ、さっぱりしましたねぇ」
って、お言葉をいただきましたよ。
それはそれは、お褒めの言葉をありがとうございます。
――――――――って、もしかして、皮肉だったのだろうか
そんなこんなで、最近どうも、社内ではsibakuroが、めくら滅法に木を切り倒している、云ってみれば〔伐採フリーク〕ではないかという噂と危機感が・・・・・・
なんて、まさかに、そこまでは無いとは思いますが、
――――――――というより、そこまでの興味を持ってコースを観ていてくれればいいのですが(笑
まぁ、何とはなしにですが、
実際に現場サイドから云わせてもらえば、枝葉を粉砕処理できるチッパーを導入してから仕事の効率が飛躍的に上がりましたので、あちこちの林帯に相当に良い勢いで光が入るようになりましたから、そう云う目で見られても仕方ないのでしょうか。
おまけに、手加減して伐っているうちに
いいやぁ、ぜぇんぶ伐っちまえぇ
なんて事もありましたし(笑
――――――――ちゃんと後からモミジ、植えましたからね
そんなこんなの経緯を顧みれば、〔伐採フリーク〕視されるも、宜なるかなと・・・・・・
いまさら、こんなところで書いても仕方ないんですが、改めて書いておこう。
sibakuroなりに、ちゃんと考えて段取り立てていますからね(笑
とまれ、sibakuroの段取りでは、Bゴルフ倶楽部もGゴルフ倶楽部も、当面冬は木樵です。
昨十七年の春にGゴルフ倶楽部のコースも合わせて仰せつかった時に、ハウスにもメンバーさんにもはっきりと申し上げたことは、
大きな改造なんかは、当分の間やりませんよ。
という管理方針でした。
結構、不満や異論も聞かれましたが、
とにかく「アカ落とし」とか「サビ落とし」をさせてください。五年・十年かかるかも知れませんが、いつかはやらなければならないことですから。コースのメンテの基本の基本の部分ですから、そう云うことを一度徹底的にやらない限り、コースが根本的に良くなることはないんじゃぁないかと思います。
って、sibakuro、この部分はは結構真面目にお願いをしました。
まぁ、半分は〔アカ落とし・サビ落とし〕なんて言い方をして烟に巻いた様なものですが(笑
一応、その後も一貫して、オフシーズンの仕事としては、排水工事やバンカーの排水工事。その他ティグラウンドの周辺の整備なども一応揚げてきましたので、云っていることは矛盾していないはず、です。
――――――――やっていることは、 【^O゙^;】 ですが(笑
で、冬はやっぱりメインは木樵。
〔カネもヒト〕もないから――――――――
と云うこともあります。
おまけに、冬なんか寒くって土いじりなんか、しちゃぁいらんないよ。
おまけにいつ雪が降るやら分からないしさぁ。
とりあえず、木を伐っている分には、現場のガソリン代往復と、燃料とか、ソーチェーンの替え刃とかで済みますからねえ。
おまけに、今まで全然手が入っていなかったから、やればやっただけ綺麗に見えるじゃん。
という費用対効果を考えると、これほどの
ということですよ。
そして、なにより
sibakuroがそう云う仕事が好きだから(笑
さらにこの冬は、木樵の段取りを、二コース分立てても構わないなんて、もう、嬉しくて嬉しくて舞い上がっちゃって(爆
ということで、この冬は、
それこそ、「病膏肓に入る」と云う奴でしょうか。
最近では、余所のコースさんに伺っても、写真を見ても、
これはねぇだろ、
とか、
もっと、こうだろ、
なんて思うのは、植栽の手入れの仕方です。
いっそのこと、植木屋になれば良かった・・・・・・
なんて(笑
丁度この原稿を纏めている時期に、Bゴルフ倶楽部では私が春の指標木にしているマンサクに花が着きました。
なんだよぉ、木樵の時期も終わりかよぉ
って、不満たらたらのsibakuro。
気分の高揚さ加減では、芝生のシーズンの方がオフシーズン。
そんな気さえする今日この頃です。